住宅を購入する際、住宅性能評価書を確認すると外からは見えない部分についても知れる可能性が高いです。
住宅性能評価書にはどのような内容が書かれているのか、気になる方も多いでしょう。
今回は、住宅性能評価書とは何か、書かれている項目や住宅性能評価書付き住宅を購入するメリットについてご紹介します。
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住宅性能評価書とは
住宅性能評価書とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）」に基づいて住宅の設計や施工などについて客観的に評価した住宅性能評価の結果を表示した書面です。
住宅が完成すると見えなくなってしまう部分を厳しい基準をもとに国に登録した第三者が評価し、消費者が住宅を選びやすいようにしています。
住宅性能評価書は、設計時の図面に基づく「設計住宅性能評価書」と施工中や竣工時の数回の検査結果をまとめた「建設住宅性能評価書」の2種類です。
分譲住宅を購入する際、住宅性能評価書があると住宅の性能を客観的な数値で確認でき、異なる建築会社の住宅を同じ基準で比較できます。
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住宅性能評価書に記載される項目
住宅性能評価書に記載される項目のひとつが「構造の安定（耐震性）」です。
地震、風、積雪などに対する建物の強度を評価し、1～3の等級で示しています。
また「劣化の軽減（耐久性）」では、住宅の建材の劣化を遅らせるための対策について評価しているのが特徴です。
何年後まで構造躯体がもつかによって、1～3までの等級をつけています。
さらに「維持管理・更新への配慮」は、設備の点検のしやすさなどを評価している項目です。
住宅の点検口の有無、給排水管やガス管の点検、清掃や修繕のしやすさを1～3の等級で評価しています。
ほかにも「温熱環境・エネルギー消費量（省エネ性）」が必須の項目です。
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住宅性能評価書付き住宅を購入するメリット
住宅性能評価書付き住宅を購入すると、火災保険に付随する地震保険料の割引を受けられます。
住宅性能評価書では住宅の耐震性の高さが保証されるため、等級に応じて保険料が安くなるのです。
また、住宅の請負契約または売買契約に関してトラブルが起きた場合、弁護士に調停してもらうため紛争処理機関を利用できます。
申請料はかかるものの、迅速かつ公正に対応してもらえるのが利点です。
さらに、住宅性能評価書では見えないところまで性能が担保されるため、住宅の資産価値が維持しやすいメリットがあります。
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まとめ
住宅を購入する際に住宅性能評価書付きの物件を購入すると、住宅の見えない部分の性能までチェックできます。
住宅性能評価書があれば、複数の物件の性能を比較してより性能の良い物件を選択可能です。
また、地震保険料の割引を受けられるなど、購入後のメリットもいくつかあります。
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