不動産売却を検討している方のなかには、送電線の下にある不動産は売却価格が安くなると聞いたことがある方もいると思います。
なぜ送電線の下にある不動産は安くなるのか、売却をする際はどのような点に気を付ければ良いのかを確認しておきましょう。
今回は、不動産売却に影響を与える送電線の種類や、送電線の下にある不動産評価額を調べる方法を解説します。
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不動産売却の前に確認!送電線の種類とは?
送電線は電圧の高さによって低圧・高圧・特別高圧の3種類に分けられます。
変電所で減圧された高圧電力が、さまざまな場所に張り巡らされた配電線を経由して住宅地の電柱に届けられます。
電柱の上でさらに減圧された低圧電力が、引き込み電線を経由して各家庭に配電されるのです。
高圧電力が使用されるのは工場などの施設で、そういった施設には変電所から直接送電線が引き込まれます。
なお、送電線があると不動産売却に不利になるといわれますが、すべての送電線が影響を与えるわけではありません。
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送電線が不動産売却に与える影響とは?
高圧電線の下にある土地は、建物を建てる際に電線の真下から一定の距離を空けるよう求められており、その距離は電力会社により異なります。
また、17万ボルト以上の場合は、3m以上の距離を取らなければ建物を建築できないと法律で定められています。
このような建築制限があるため、需要が低くなり売却価格が安くなってしまう傾向にあるのです。
そのほか、強風などで電線から騒音が発生することなども、売却がむずかしくなる理由に挙げられます。
送電線の下にある不動産に対しては、電力会社から補償金が支払われますが、これが買主にとって有利な内容とは限りません。
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売却前に確認!売却送電線下の不動産評価額を調べる方法
送電線の下にある不動産の評価額を調べるときは、国税庁のホームページに掲載されている路線価を参考にしましょう。
これは「路線価×面積」で算出される更地価格が、国が電力会社に国有地を使用させる場合の評価基準(更地価格の30%)となっているためです。
不動産売却を進める前に、建築制限の詳細や電力会社との契約内容もあわせて確認することも大切です。
電力会社が、送電線の下の土地を利用するために設定する「地役権設定登記」や「送電線架設保持に関する契約」の内容を確認しておきましょう。
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まとめ
送電線は電圧の高さによって低圧・高圧・特別高圧の3種類に分けられます。
高圧・特別高圧電線の下にある土地は、建築制限が発生するため需要が低い傾向にあります。
売却前に、路線価や電力会社との契約内容を確認しておきましょう。
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株式会社e-home 担当ライター
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