兵庫県明石市には、「明石市立文化博物館」という施設があり、明石の歴史と文化についての常時展示や特別展覧会などがあります。
そんな見どころがたくさんある明石市立文化博物館は、明石市のおすすめお出かけスポットです。
今回は、そんな明石市立文化博物館の常時展示や展覧会、施設概要についてご紹介します。
兵庫県明石市で住まいを検討されている方は、ぜひ参考にして訪れてみてはいかがでしょうか。
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弊社へのお問い合わせはこちら明石市にある明石市立文化博物館の常時展示について
明石市立文化博物館では、明石の歴史と文化について常時展示があり、また「人々の暮らしと自然環境」と題して8つのテーマを設定しています。
8つのテーマをそれぞれご紹介したいと思います。
常時展示①明石のあけぼの
明石の歴史は今から200万年前の大きな湖の底だった時代から辿ることができ、その時代には現在の日本には存在しないアカシゾウやシカマシフゾウなどが住んでいました。
そして、1985年の西八木海岸の発掘調査で人工の木器が発見されたことによって、今から6~7万年前に近畿地方で最古の人類が住んでいたことが明らかになりました。
「明石のあけぼの」コーナーには、200万年前に住んでいたアカシゾウの骨格模型が2体並び、また頭骨と角の化石から肉付けし復元されたシカマシフゾウが展示されています。
常時展示②大昔の明石
「大昔の明石」コーナーでは、旧石器時代のナイフ形石器や縄文時代の縄文土器、弥生時代の鍬や鋤、銅鐸が展示されています。
今から約2万年前の人々は、ナイフ形石器を狩猟具としており、1年前には日本列島で土器づくりが始まりました。
ナイフ形石器は、長さ3~5cmと小さいですが、これらをいくつか集めて細長い木や骨に埋め込んで使用していたようです。
常時展示③畿内への入り口・明石
ここでは、明石が描かれている「源氏物語」や「山陽道と泊絵図」「長坂寺遺跡と山陽道」「薩摩国府系瓦(複製)」などが展示されています。
源氏物語のなかでの明石は、ゆったりとした豊かさで明るく美しい土地として描かれています。
そして、白砂青松の地である明石を舞台にして、光源氏と明石入道の娘である「明石の上」の恋が成立し、「明石中宮」が生まれました。
この物語によって、明石は「風光明媚な月の名所」として全国的に有名になったのです。
常時展示④明石の焼き物
明石の大久保町から魚住町では、焼き物づくりに適している粘土と燃料になる薪が豊富で、焼き物をたくさんつくっていました。
角杯形土器や須恵器が発見された赤根川金ヶ崎窯は、6世紀前半のもので東播磨地域ではもっとも古い窯跡になります。
「明石の焼き物」コーナーでは、角杯形土器や須恵器、古代の焼き物である鴟尾、そのほかにも中世の焼き物や近代の焼き物も展示されています。
常時展示⑤明石の農業
明石の農業は、江戸時代に基盤がつくられましたが、大きな川がなく稲作に必要な水を簡単には手に入れることができませんでした。
干ばつに苦しんでいた農民は、明石川から水を引き池に貯める計画を立て、改良された農具を使用して生産の向上に努めました。
「明石の農業」コーナーでは、その際の林崎掘割水路図や、改良されたさまざまな種類の農具が展示されています。
常時展示⑥明石の漁業
「明石の漁業」コーナーでは、この地方特有の漁法について漁具とビデオでご紹介しています。
明石の海は地形や地質が複雑で水質はほど良い環境なので、たくさんの魚が住んでおり、このような豊かな明石の海で、魚の習性などに合わせて漁法がおこなわれていました。
また、漁具は身近な材料で作られていて、自然の材料を生かした漁具となっています。
常時展示⑦明石城と城下町
小笠原忠政は、幕府の援助と本多忠政の協力を得て明石城を築き、山陽道と明石海峡をおさえる「国堅めの城」の役割を果たしました。
また、城下町は大明石村・大蔵谷村と中庄村の一部によってつくられ、武家屋敷は中堀と外堀の間に城を囲むように建てられました。
このコーナーでは、このような明石城と城下町について知ることができます。
常時展示⑧のびゆく明石
「のびゆく明石」コーナーでは、明治から昭和にかけての明石の歴史や、竹筒台ランプや望遠鏡などが展示されています。
明石市は、1919年11月に兵庫県で4番目の市として誕生しました。
市制施行を祝い行事として、旗行列や提灯行列などがにぎやかにおこなわれ、翌年1月には第1回市議会議員選挙がおこなわれました。
1921年に制定された明石市章は、明石町徽章として制定されていたものを引き継いだもので、「明」の字を図案化したものになります。
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明石市にある明石市立文化博物館の展覧会について
明石市立文化博物館では、定期的に展覧会がおこなわれます。
過去に開催された展覧会についてご紹介します。
展覧会①ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方
2021年7月~8月で開催された開館30周年を記念した夏季特別展になります。
ディック・ブルーナとはオランダ出身の絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍された方です。
暖かみのあるタッチや色使い、シンプルで大胆な作品で世界中の方々から愛されており、1955年にはミッフィーの第一作目となる「ちいさなうさこちゃん」を発表しています。
この展覧会は、ディック・ブルーナが手がけた「うさこちゃんびじゅつかんへいく」という人気作品を通して、モダン・アートの楽しさやおもしろさが感じられるものとなっていました。
展覧会②浦上コレクション北斎漫画
浦上コレクション北斎漫画は、2021年4月~5月で開催された春季特別展です。
江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎の「北斎漫画」は、卓越した描写と構成で当時のベストセラーになっています。
そんな北斎漫画コレクションのなかから、厳選された約200点の作品が展示されました。
展覧会③幕末維新と人々のくらし
2021年9月~10月で約1か月間おこなわれた企画展です。
明石海峡の海防にまつわる武家文書や、長州戦争時の明石藩の古文書、松平家につかえた旧藩士の記録などを展示していました。
また、歴史の表舞台に立たなかった人の視点で、江戸から明治へ変わる時代の様子を紹介していました。
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明石市の明石市立文化博物館には駐車場はある?
明石市にお住まいの方は、文化博物館に訪れる際に車で訪れたい方も多いでしょう。
そんなとき駐車場の有無が気になりますが、文化博物館には駐車場があります。
明石市立文化博物館の駐車場についてくわしくご紹介します。
専用駐車場がすぐ北側に最大32台あり、そのうち車いす使用者対応の駐車区画は3台分です。
駐車可能時間は開館時間内となっていて、18:30までには出庫しなければいけません。
また、駐車場は有料で、料金は以下になります。
●1台1時間100円
●上限は1日1回あたり1,000円(ただし1時間未満の端数は1時間とする)
障害者手帳か療育手帳を持っている方は、受付で提示していただくと駐車料金が半額になります。
マイクロバスは事前にお問い合わせが可能ですが、大型バスは駐車できません。
最後に、明石市立文化博物館の施設概要については以下になります。
●所在地:兵庫県明石市上ノ丸2丁目13番1号
●開館時間:9:30~18:30(入館は18:00まで)
●休館日:毎週月曜日(祝日または休日及び特別展期間中は除く)
●アクセス方法:JR「明石」駅、山陽電車「山陽明石」駅より北へ徒歩5分
●駐車場:32台あり(1時間につき1台100円、1時間未満の端数は1時間とします。)
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まとめ
明石市にある明石市立文化博物館では、8つからなるテーマにて常時展示がされており、明石の歴史や文化に触れることができます。
また、定期的に展覧会がおこなわれているので、自分が興味のある展覧会を狙って訪れると、より楽しむことができるでしょう。
兵庫県明石市に住まいを検討されている方は、ぜひ参考にして訪れてみてください。
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