兵庫県のなかで唯一人口が増え続けている明石市は、明石海峡大橋を望む公園がたくさんあります。
海水浴や釣りといったマリンレジャーを楽しめ、明石焼きなどのグルメも特徴です。
そんな明石市にはウミガメが見られる望海浜公園と言う公園があります。
この記事では望海浜公園の特徴や施設を詳しくお伝えするので、明石市に引っ越しを検討中の人はぜひご覧ください。
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まずは明石市にある望海浜公園の特徴や歴史を見ていきましょう。
明石市の望海浜公園は、明石川河口の西の海辺にある公園です。
明石川から海岸線に沿いにある、「浜の散歩道」のスタート地点付近にあります。
松林が復活し、のんびりと散歩を楽しめる穴場的な公園として知られているのが特徴です。
望海浜公園の持つ歴史
明石市にある望海浜公園は、船上城跡の南側にある望海浜です。
その名前の通り、公園の前には瀬戸内海や、対岸の淡路島を望める白砂青松の景色が広がっています。
江戸時代に藩主である松平直明氏がこの景観を好み、「望海亭」と言う茶室を建てたことがはじまりです。
望海亭でお茶を飲みながら、松林や海、空や雲などそこからの眺めを楽しんでいました。
現在は望海浜公園のどこに建てられていたのかわかりませんが、公園の西側にある茶亭跡の標柱が、藩主の茶室があったことを知らせてくれます。
昭和40年に発刊された資料に書かれている内容
明石市教育研究所が昭和40年に発刊した、「明石の遺跡と伝説・宗教・民俗」と言う資料には、望海浜公園について以下のことが書かれています。
寛文年中、松平信之、防風、砂留めのために、松の木を植え、天和年中の本田政利のとき、この場所で塩を焼いたと言う。
正徳元年に松平直明がここに茶亭を新築し望海亭と名付け、ときどき遊びに来、明石の美しい波と白砂のほとり、青い松の木を眺めたので、ここを望海と呼ぶ。
この周辺に住む人は、西浦の舞子の浜と言い、西松白砂の浜辺に遠ざかる舟の帆を眺め、明石浦の真の風景はこことまでと、ほめたたえている。
この資料を見ると、望海浜公園から望む景色がいかに素晴らしかったか、その美しさが伝わってきます。
明石市にある望海浜公園は、歴史の深い公園です。
また明石市にある望海浜公園には、松の木がたくさん植栽されているのが特徴です。
今も海に近い松林を活かした公園となっていますが、当時はもっと緑が多かったと言われています。
ただ海と松が植栽された場所のあいだに高さ4メートルほどの護岸があるため、白い砂をすぐに感じることはできません。
護岸のうえが遊歩道のような道になっているので、そこまで出てしまえば藩主が見たような美しい景色を楽しめるでしょう。
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明石市にある望海浜公園の施設概要や遊具は?
次に明石市にある望海浜公園の、施設概要や遊具を見ていきます。
グラウンドや広場がある
望海浜公園には、グラウンドや広場が多くあるのが特徴です。
園内は東西に延びた長方形のようなかたちをしていて、東の半分以上がグラウンドになっています。
グラウンドは広々としていて、少年野球などでも利用されるくらい広いのが魅力です。
また土でできたグラウンドだけでなく、芝生の広場もあります。
敷地も広く、サッカーやボール遊びなどに適しているので、家の周辺ではできないような遊びも楽しめるでしょう。
休憩スペースも完備
明石市の望海浜公園内には、休憩できるスペースも完備されています。
グラウンドの近くに屋根とイスが完備された場所があり、遊び疲れたときは休むことが可能です。
屋根があるので日差しが強いときにも助かりますし、飲み物を飲んだりオヤツを食べたりできるのが嬉しいです。
お子さまが喜ぶ遊具もある
望海浜公園は遊具があるため、小さなお子さまが楽しめる施設でもあります。
公園に西側にいけば滑り台や砂場、ブランコや車の乗り物(スイング遊具)などさまざまな遊具があり、お子さまも喜びそうです。
海の近くの公園と聞くと、大人が楽しむイメージがあるかと思います。
しかし望海浜公園には海の景色だけでなく、スポーツに適したグラウンドや広場、お子さま向けの遊び場がそろっているのが特徴です。
家族みんなで利用できる施設なので、休日のお出かけ場所にも適しています。
施設概要
望海浜公園の施設概要は以下の通りです。
●所在地:兵庫県明石市船上町783-76
●営業時間:入退場自由
●定休日:なし
●アクセス:西新町駅より徒歩15分、山陽明石駅より車で約7分
●駐車場:なし
●設置年月:昭和50年3月
●面積:2.3ヘクタール
●施設:トイレ、水飲み場、備蓄倉庫、貯水槽
●休憩施設:あずまや、パーゴラ、ベンチ
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明石市の望海浜公園付近ではウミガメを見られる
明石市にある望海浜公園の近くに、望海浜(明石川河口西岸)と言う海岸があります。
望海浜(明石川河口西岸)がウミガメの産卵が見られることで知られ、時期になると多くの見物客でにぎわうのだそうです。
なぜウミガメが見られるのか
ウミガメは夜、静かで明かりのない浜に上陸し、産卵するのが特徴です。
大阪湾から神戸にかけては、街が明るいため夜でも海岸線が明るいのですが、望海浜は比較的暗く、アカウミガメが産卵にやってくると言われています。
ただし産卵された卵や赤ちゃんのウミガメに人間が手を加えると、ウミガメの生態系に影響をおよぼしてしまいます。
そのため明石市では産卵したあともできる限り人間の手を加えず、自然に近い状態を保つよう心がけているので、むやみに触らないようにしましょう。
産卵の歴史
望海浜(明石川河口西岸)では昭和61年以降、アカウミガメの上陸が19回、そのうち17回の産卵が確認されています。
●昭和61年から平成9年:藤江海岸と松江海岸、江井島海岸と八木海岸で計6回産卵
●平成11年:藤江海岸と松江海岸で産卵を確認したが、低気温のため姫路市立水族館と神戸市立須磨海浜水族園にて人工ふ化をおこない、数個体がふ化
●平成12年:藤江海岸と八木海岸で産卵、藤江小学校にて日本ウミガメ協議会が講演をおこない、平成11年に人工ふ化したウミガメを放流
●平成14年:全国初となる行政によるウミガメ保護を考えるシンポジウムを明石市で開催
●平成17年:林崎海岸で産卵、砂中にCCD カメラを設置して赤ちゃんガメの様子をモニタリングし、インターネット中継を実施
●平成20年:松江海岸で産卵、砂中にCCD カメラを設置して赤ちゃんガメの様子をモニタリングし、インターネット中継を実施
●平成26年:望海浜で産卵
上陸や産卵が複数確認されていることがわかります。
生まれたばかりの赤ちゃんガメの様子をインターネット上で中継しているので、かわいらしい姿を見られるでしょう。
清掃活動もおこなわれている
望海浜公園の近くにある望海浜(明石川河口西岸)では、プラスチックゴミが増えたため、望海浜清掃活動「ウミガメ隊」による清掃活動をおこなっています。
1年に1度開催され、参加は無料です。
軍手やゴミ袋などを持参し、望海浜公園に直接集合します。
この清掃活動は、これまで単発でおこなわれていましたが、ウミガメがキレイな環境で上陸し、産卵できるよう年間を通して実施されるようになりました。
ウミガメがまた戻れるようなゴミのない海を目指すため、ぜひ参加してみてください。
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まとめ
この記事では明石市にある望海浜公園の特徴や施設の概要、望海浜(明石川河口西岸)で見られるウミガメについて詳しく見ていきました。
望海浜公園はグラウンドや遊具がそろい、ウミガメの産卵を見ることも可能です。
明石市に引っ越した際は、魅力たっぷりの望海浜公園にぜひ足を運んでみてください。
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