戸建て住宅を購入する場合は、空き巣被害の確率は賃貸物件よりも戸建て住宅に高い傾向にあるため、防犯対策について気を配る必要があります。
特に注文住宅では外観や間取りに意識が向くことが多く、防犯対策を見落としがちです。
そこで今回は、住宅の購入を検討される方に向けて、戸建て住宅の防犯対策についてご紹介します。
戸建て住宅購入前に！空き巣対策に確認したい住宅の特徴とは
防犯について考える際は、犯行をする側の行動心理を把握することが効果的な対策を立てるための第一歩です。
空き巣の場合は、侵入前に前に下見をおこない、次のような点を確認するといわれています。
●侵入経路と逃走経路が確保しやすいか、侵入の足場など
●路地や高い建物の裏にあるなど、立地はどうか
●住民が留守にする頻度や地域コミュニティの親密さ
なかでも立地と住宅回りの設備は、戸建て住宅を購入するうえで慎重に判断したいポイントです。
高い建物や塀、茂みの陰になっていたり、細い路地に面していたりすると、人目につきにくいため空き巣被害につながりやすくなってしまいます。
そのほかにも庭木や物置、フェンスなどが住宅に隣り合っていると、侵入や逃走の際足場としてつかわれてしまう可能性があります。
戸建て購入者におすすめの空き巣対策！侵入させない適切な対策を
警察庁の公開する「住まいる110番」では、侵入に5分以上かかる住宅は7割が、10分以上かかる住宅はほとんどの空き巣が犯行を断念すると説明されています。
そのためにも、空き巣対策としては次のようなものが効果的です。
窓と玄関の施錠を徹底する
侵入窃盗でもっとも多いケースは窓から、ガラスやぶりによる侵入です。
普段の施錠を心がけるほか、防犯ガラスを採用する、防犯用のフィルムシートを貼っておくなども効果的な手段でしょう。
防犯シャッターの設置
犯行がおこなわれやすい留守時には防犯シャッターを下ろしておくと、侵入窃盗の抑制につながります。
補助鍵をつける
玄関や窓、サッシなどに通常の鍵に加えて補助鍵をとりつけることで、空き巣が鍵を破ろうとしても時間がかかるため、犯行を防ぐことができます。
防犯カメラの設置
防犯カメラの設置は、映像が犯行時の証拠として活用できるほか、犯行の抑止力としても有効です。
近年は安価なダミーカメラなども販売されているので、費用をかけたくないとお考えの方にも設置の検討をおすすめします。
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まとめ
今回は、住宅の購入を検討される方に向けて、戸建て住宅の防犯対策についてご紹介しました。
特に戸建て住宅の購入前は、立地はどうか、物置や窓の位置は問題ないか、といった視点をもって検討することが防犯対策につながります。
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