マンションの購入は生涯で一度きりとなる方も珍しくありませんから、購入前にはさまざまな間取りをすべてチェックし、特に気に入ったものを選びたいところでしょう。
ここでは高級マンションでよく見られ、間取りのバリエーションが増えるなど多くのメリットがあるワイドスパンについてご紹介します。
マンション購入前にチェック！ワイドスパンとは何？
ワイドと呼ばれるだけに横方向の広さが特徴的な造りで、通常よりも広々としたベランダが設置されています。
具体的には隣住戸間の距離が7～8m以上となるとワイドスパンと呼ばれ、そこが7m以下となる一般的な間取りとは区別して呼ばれます。
マンションでの一般的な間取りでは、1フロアあたりの戸数をできるだけ増やすために、各お部屋をできるだけ広くするとしても横方向ではなく縦方向に拡張されがちなのです。
その関係でお部屋全体の間取りを俯瞰すると長方形に近い形になりやすいのですが、ワイドスパンは横方向にもバランスよく広いお部屋となり、俯瞰すると正方形に近い形がよく見られます。
そのおかげで通常のマンションとはまた違った魅力のあるお部屋を作れますので、マンションの購入前にはぜひチェックされるといいでしょう。
マンション購入前に知りたいワイドスパンのメリット
横方向にもバランスよく広いおかげで選べる間取りのバリエーションが増え、通常のマンションでは作りづらい間取りも選べます。
たとえばお部屋の中心にリビングを配置し、その両脇に個室を配置する間取りは横方向の余裕があまりない通常のマンションでは実現しづらいのですが、ワイドスパンなら問題ありません。
さらに、LDKを横長にしてベランダと平行するように隣接させ、キッチンのなかを廊下から見えにくくしたり、キッチン横にベランダへと出られる勝手口をつけられたりもします。
このように間取りのバリエーションが増えるほか、バルコニーが広いおかげで通常よりも多くの掃き出し窓を設置できることもメリットです。
それだけ室内が明るくなることに加え、大きな窓が多数設置されるほど広々とした空間に感じられ、開放感にあふれたお部屋となります。
そしてベランダが広いおかげで多くの洗濯物を1度に干せるほか、余ったスペースではプランターで植物を育てたり、机とイスを置いてカフェスペースを作ったりもできます。
このような数々のメリットがあり、通常のマンションではできない快適な暮らしになります。
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まとめ
1フロアあたりに作れる戸数が通常よりも減るため、高級マンションで採用されやすいものの、購入後には価格に見合うだけの住み心地を感じられるでしょう。
生涯で一度きりの購入になるかもしれないからこそ、後悔しないマンションを選ぶためにもワイドスパンをぜひチェックしてみてください。
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