一般的に一戸建ては、経年とともに外壁に年期を感じるようになるものですが、ときどきいつまでも新築のように見える家を見かけることはないでしょうか?
そのような家は、もしかしたらセルフクリーニング機能の外壁を採用しているのかもしれません。
この記事では、新築一戸建てをご検討中の方におすすめしたい、セルフクリーニング機能のある外壁とはどのようなものなのかをご紹介します!
新築一戸建てにおすすめのセルフクリーニング外壁とは?
セルフクリーニング機能を持つ外壁とは、親水性が高く、雨で汚れを洗い流す機能を備えた外壁のことです。
たとえば、外壁に使うボードの一種であるサイディングは、窯業系や木質系などさまざま種類があり、親水性が高いことが特徴です。
親水性が高いため、サイディングは空気中の水分を取り込んで、外壁の上に薄い水の膜を作り、静電気を抑えてほこりなどを付着しにくくします。
またサイディングと同様に、親水性を利用して外壁を汚れから防ぐものとして、近年開発されたのが「光触媒塗料」です。
光触媒塗料は、紫外線を浴びることで活性酸素を作り出して、有機化合物の汚れを水と炭酸ガスに分解する性質があり、塗料の表面に水の膜を作り出そうと作用します。
サイディングの壁も光触媒塗料が塗られた壁も、水分の膜の上に付着したほこりが雨の日に雨水と一緒に洗い流されるため、外壁を長期間美しく保つのです。
新築一戸建てにおすすめのセルフクリーニング外壁の相場とは
それではセルフクリーニング外壁を新築一戸建てに採用するには、いくらくらいが相場なのでしょうか。
まず
サイディングは、もともと工場で作られたものを現場で貼り合わせるだけなので、工期が短く価格もある程度抑えられます。
サイディングのなかでも一番人気のある窯業系のサイディングは、1㎡あたり4,000〜6,000円が相場です。
そのほかの金属系や木材系、樹脂系のサイディングなら、1㎡あたり2,000〜5,000円とさらに安価で施工できるでしょう。
一方光触媒塗料は、足場代や高圧洗浄代、養生代を含んだ費用で考えたとき、一般的な40坪の一戸建てで考えると、130〜170万円ほどが相場です。
しかし光触媒塗料は他の塗料と比較すると高額な塗料で、同じ40坪の戸建てでも、一般的なシリコン系の塗料であれば、80〜100万円程度におさまります。
光触媒塗料は耐用年数が18〜22年と他の塗料よりも長いため、工事費と合わせて費用対効果を考えたうえで検討するようにしてください。
まとめ
家の外壁を長期間きれいに保つ、セルフクリーニング外壁についてご紹介しました。
新築一戸建てのご購入を検討の際には、ぜひ検討してみてくださいね。
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