マイホーム購入の際にお世話になる住宅ローン。
最近では、家具や家電のコストも住宅ローンに合算する「組み込み式住宅ローン」が増えているようです。
ここでは組み込み式住宅ローンの詳細とメリット・デメリット、そして注意点について具体的にお伝えしていきます。
家具や家電も住宅ローンで支払える？その方法は？
まず、近年増えつつある組み込み式住宅ローンの基本的な仕組みとメリット・デメリットについて詳しく解説します。
<住宅ローンで家具や家電のコストは払えない>
結論から言うと、住宅ローンの中に家具や家電のコストを組み込むことはできません。
住宅ローンはあくまでもその家の購入・建築にあたって直接必要となるコストを対象とした割賦方式であり、後から購入した家具や家電のコストをカバーするものではありません。
<「組み込み式住宅ローン」の仕組み>
住宅ローンに合算できるのは、いわゆる組み込み型の家具や家電（ビルトインタイプのエアコン・コンロ・食洗器など）のコストです。
組み込み型の家具や家電であれば建設費用の一部として見なされるため、そのコストについても住宅ローンの返済額に組み入れることができます。
組み込み式住宅ローンは住宅の購入時に支払い方法を指定するだけですので、申請方法も簡単です。
家具や家電の支払いにどうしても住宅ローンを利用したい！その時の注意点は
組み込み式住宅ローンのメリットとデメリットについて、より実践的に検証していきましょう。
<各種ローンとの組み合わせが可能>
組み込み式住宅ローンは、住宅ローンだけでなくさまざまな種類のローンと組み合わせることができます。
また、住宅ローンのバリエーションとして固定金利型・変動金利型・フレックス金利型などがあります。
複数の金利タイプを組み合わせて金利を調整したり、返済期間を短縮したりすることが可能です。
上手に返済するため、これらの方法をぜひとも視野に入れておきましょう。
<組み込み式住宅ローンの注意点>
組み込み式住宅ローンの注意点は、場合によっては返済期間が長くなることです。
本来の住宅ローンに家具や家電のコストが上乗せされるため、その分合計返済額が大きくなります。
また、経年劣化などによる想定外の修繕コストがかかって返済期間が大きく変動することもあります。
専門家と相談しながら組み込み式住宅ローンが本当に妥当であるかどうかをじっくり検討し、最適な返済プランをシミュレーションしておきましょう。
まとめ
組み込み式住宅ローンを利用することで、組み込み型家具・家電の購入コストを返済額に上乗せすることができます。
ただしローンの使い方によってはかえって返済期間が長くなる場合があるため、専門家に相談しながら慎重に検討しましょう。
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