これから中古マンションを購入する場合、築年数と耐震について気になる人は多いでしょう。
年数が新しい方が耐震性能も優れていると、漠然と考えている人がいるかもしれませんが、一概にそう言い切ることはできないのです。
そこで中古マンションを購入するときに、築年数と耐震についてどのような点に注目するべきなのか、地震に強いマンションを選ぶためのポイントをまとめました。
築年数と耐震に注目!マンションは長く住み続けるもの
たとえば、築年数の新しいマンションほど、耐震性能が優れているというのは事実です。
それは建材の劣化が進んでいないため、強い地震が起きたとしても耐えられる可能性が高いからです。
しかし中古マンションの購入では、そこに長く住み続けることを前提とするため、長期的な視点を持って耐震性について考えなければいけません。
中古マンションの耐震性能は、築年数だけではなく、管理状態やマンションの構造といったものにも左右されるのです。
築年数以外の要素にも注目し、総合的に判断してそのマンションは地震に強いかどうかを考えましょう。
築年数や管理状況 マンション構造で耐震性を考える
1981年の6月から耐震基準が新しくなっており、これ以降に建てられたマンションであれば、強い地震にも比較的耐えられると考えられます。
また築年数が浅い物件であったとしても、マンションの管理状況が悪いと、あっという間に性能が下がってしまいます。
そのため10年から15年に一度のペースで、大規模修繕が計画されているマンションを選ぶことがおすすめです。
築年数の同じ物件で悩んだときには、過去にきちんと修繕されているマンションの方が安全性が高いと判断できます。
マンション構造については、ピロティーがあり、階数の高い物件ほど被害が増加しているというデータがあります。
ピロティーがあると1階を柱だけで支えるため地震に弱くなるのです。
また階数が高いほど、上階において揺れの影響を受けやすく、倒壊しなくても室内で被害が発生しやすくなるでしょう。
まとめ
中古のマンションの購入で地震について気になる人は、築年数が新しいだけではなく、管理状況やマンション構造にも注目して物件を選びましょう。
きちんとポイントを押さえて物件を選ぶことによって、より耐震性能の優れたマンションを見つけられます。
そこに住むことになる家族の安全を守るためにも、耐震に注目したマンション選びにこだわりましょう!
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