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室内の壁 その3

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外に出るのが、危険な日が続いております。


今回も以前に引き続き、壁材のお話をさせていただきます。

今回は塗壁をメインにしています。

塗壁の魅力は調湿性や断熱性などに優れ、素材感です。

伝統的な左官塗工法である塗壁の種類は、一般的に仕上げ(上塗り)に塗るものによって分けられます。漆喰(しっくい)を塗ったものが「漆喰壁」、土で仕上げたものが「土壁」になります。

さまざまな素材や仕上げがありますが、いずれも、日本の気候・風土にも適応しており、調湿性・断熱性・防火性・防音性などに優れているのが特徴。クロスと異なり仕上がりに継ぎ目が無いこと、刷毛、コテやローラーなどでさまざまな表情を生み出すことができるのもメリットではないでしょうか。

 

■漆喰(しっくい)壁
漆喰壁は、消石灰に砂と糊などを混ぜて土壁の上に塗るもので、滑らかな表面の日本独自の塗壁仕上げ。耐久性、調湿性、断熱性、防火性などに優れています。色は白が基本ですが、色土や顔料を加えたタイプも。通常の塗装仕上げのように施工できるタイプ、漆喰を用いたクロスなど施工性を高めたものもみられます。

 

【メリット】

・パターンや色によって、洋風から和風、さまざまなデザインが可能

・呼吸する壁といわれている通り、湿度を調湿してくれる

・家の中の嫌な臭いをとってくれる(脱臭効果)

・燃えないので火事に強い

・漆喰内部は強アルカリ性のためカビにくい(部屋内のウイルスも生きにくい)

・耐インフルエンザ性

・音が通りにくい(防音性)

 

【デメリット】

・ひっかくとキズが入ることがある(これはビニールクロスも同様)

・塗りたての時の匂いが気になる人もいる(この匂いは自然のにおいに近いものでVOCではない。時間がたてばにおいはなくなる)

・水をはじかない(配合を変えることで対処できる)

・普通のビニールクロスの施工よりも少し工期が長い(湿式工法なので下塗りしたあと乾きを待つ作業があるため)

・施工会社、左官屋によって値段がまちまち(ビニールクロスよりは値段が高め)

 

■珪藻土(けいそうど)

海や湖などに生息していた単細胞の植物プランクトンの死骸が堆積して出来た土層から採取されるもの。多孔質である(多くの小さな穴を持つ)ことから、吸湿性、吸放質性、保温性、断熱性に優れる素材です。地球環境に配慮したものとして人気の自然素材のひとつとなっており、仕上げパターンや色柄、施工性を高めたタイプなどさまざまな商品がみられます。石膏ボードに直接塗り付けられるもの、クロスの上に塗ることができるリフォーム向けの商品、炭や繊維など他の素材を組み合わせたメーカー独自の商品もあります。

【メリット】

・DIY(Do It Yourselfの略・自分で塗る事)しやすい
・調湿性は漆喰をしのぐといわれている
・色のバリエーションが漆喰よりも多め。さまざまなお部屋に合わせることができる
 
【デメリット】

・表面がざらざらする(このような質感がお好きの方はメリットに)

・漆喰のように自ら固まるという性質がないため、固めるための接着剤などによって珪藻土の原料比率が50パーセント以下の場合が多い(ひどいものになると原料比率が10%未満のものもある)これだと漆喰よりも調湿性が下回ってしまう

 

壁材だけでも、いろいろな種類があります。

いろんなところにこだわり、お客様らしいお住まいをお探しくださいね!


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