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室内の壁 その1

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本格的な梅雨シーズンまでカウントダウンに入ってきました。


お家の壁、といっても室内の壁―内壁について

内壁というのは、「外壁以外の壁」という事になり、建



物の内部に存在する壁すべてを意味する言葉となります。内壁材は、デザイン性はもちろん、空間の使い方や暮らし方に適したものを選ぶことが基本です。たとえば、家にいる時間の大半を過ごすリビングやベッドルームには温かみのある風合いの素材やご自身のお好みのものにするのもひとつです。

今回は内壁材のうち、壁紙、特にビニルクロスと布クロスをメインに記します。

日本では、古くは湿式と呼ばれる塗り壁が一般的でした。しかし、1960年代、施工に手間がかかり、工期も長くなる湿式の壁に変わり、石膏ボードなどを下地にして糊で壁紙を張っていく乾式工法が普及し、施工の容易さや安さが受け入れられ、現在は乾式と呼ばれる壁紙で仕上げられている家がほとんどです。

そして、一般的な住宅の居室空間で最も多く使われているのが壁紙と呼ばれるクロス。素材によって、ビニルクロスや紙クロス、織物クロス、無機質クロスなどに分類されます。

 

★ビニルクロス
塩化ビニル樹脂などを主な素材とするビニールシートに紙などを裏打ちしたもの。最も多く用いられている素材で、ハウスメーカーでは、標準仕様となっていることが多いです。
比較的安価なものから揃い、色やデザインのバリエーションも豊富、プリントを施したものだけでなく、凸凹のあるエンボス加工、発泡させたタイプなども揃っています。

【メリット】
 ・施工がしやすいため、施工費を抑えられる
 ・汚れがついても拭き取ることができるので、メンテナンス性が良い

 ・商品の種類が豊富で、選択肢が広い
 ・難燃処理された主品を選ぶことで、防火性を上げることが可能
 ・防カビ剤が添加された商品を選ぶことで、カビへの対策も可能
【デメリット】
 ・合成製品なので、素材感を楽しむことは難しい
 ・年数が経過すると剥がれなどが生じやすい
 ・部分的な補修が困難・独特のニオイがある
 ・化学物質を含有するので、アレルギー体質の方は注意が必要 

布クロス(織物壁紙
もともとクロスというと織物や布を意味する言葉です。綿や麻、絹などを編み込んだ織物や編物、不織布などの布に紙を裏打ちし製品化したもの。
価格は比較的高めで、壁紙全体に占めるシェアは、1%にも満たないそうですが、自然素材にこだわりたい部屋や、高級感を演出したい部屋に適しています。

【メリット】
 ・自然の風合いがあり素材感を感じられる
 ・自然な凹凸があり、高級感を演出することが可能
 ・擦れなどに強く破れにくい
 ・可塑剤などの化学物質に不安がある方にも安心
 ・自然の繊維なのでクロス自体も調湿性や通気性がある
【デメリット】
 ・一般的に価格が高い
 ・伸縮性が高いので、施工に手間がかかる
 ・防火認定を受けた商品が少なく、キッチンなどでは選択肢が限られる
 ・汚れが付着すると落としづらい


メーカーから出されるカタログはため息が出るほど分厚く選ぶのにも一苦労しますが、実際にショールームへ足を運んだりすることで、またひとつお家完成へのステップとなり、楽しみのひとつになるのではないでしょうか?

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