近頃の暖かさに夏を感じ始めたのではないでしょうか。
皆様いかがお過ごしですか。
いきなりですが皆様は昔の家と今の家、それぞれにどんなイメージを持っていますか。
よく、昔の家の方が丈夫だという意見を耳にします。
実際はどうなのでしょうか。今回は今の家と昔の家を比較していきましょう。
◇自然素材◇
昔の家は自然素材が主に使われていました。
外観はもちろん、土壁の内側の骨組みにも自然素材が使用されています。
屋根材は瓦が基本でしたが時には桧の皮が使用されることも。
ちなみに1000年以上建立している法隆寺の柱には桧が使用されています。
なんと桧は伐採後200年が強度が一番強いといわれており、1000年後でも伐採時と変わらぬ強度を保っているそうです。
昔はこのように桧を使った家も多く存在しており、擁壁に使われる石も現地の川の石などが用いられていました。
昔の家は、現代の家と比べると断熱性や遮音性には欠けますが、自然の素材を生かした強度があります。
一方、現代の戸建では同じ木造住宅という名でも、材質に大きな変化があります。
多くのハウスメーカーでは主に工場で加工された材料が使われています。
ビニールクロスや集成材など、コスト削減を考えられた住宅が一般的になっていますが、このような加工された素材が使われた現代の戸建では寿命はやはり自然素材に比べると短いです。
しかしメリットも多くあります。
デザインにこだわることができたり、1981年以降の基準を「新耐震」と定め、建物の倒壊を回避するだけでなく屋内にいる人々の命を守ることに主眼を置かれた設計になりました。
遮音性や防音性、利便性に関しても昔の家と比べるとここ数年で著しい向上を遂げています。
人々の知恵や意見を持ち寄り年々改良されていく戸建。
このように2つを比較してみると昔の家の方が劣化の進行は遅いですが、
地震などの災害を想定すると現代の家の方が考えられて施工されており耐久性があるのではないでしょうか。
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