暦の上では春となりました。
立春を迎える今、ますます厳しくなる寒さですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
皆さんは物件選びの際に耐震性・工法などについて考えたことはございますか?
地震大国の日本に住んでいる限りは誰しも耐震性に優れた家を求められると思います。
現在家を建てる際に適応される法律では、
・中規模の地震動でほとんど損傷しない
・大規模の地震動で倒壊・崩壊しない
この二つを目標に作られています。
ですが耐震性だけを考えた家を建てようとすると、窓もなくコンクリートの塊の家になってしまいます。
もちろん家族を守るためには丈夫な家は大前提ですが暮らしやすさこそ最も大切なポイントです。
今回はそれも踏まえたうえで主な三つの構造と特徴をご紹介していきたいと思います。
構造は大きく分けて3つあり、木構造(W造)・鉄筋コンクリート構造(RC造)・鉄骨構造(S造)に分かれます。
■木構造…主な構造材が木で作られている。中でも軸組み工法は約68%を占め、残りの約12%は2×4(ツーバイフォー)工法。
◎メリット→昔から使われており風土に合っている・実績があり安心・将来リフォームがしやすい(軸組工法)
△デメリット→火災に弱い・シロアリに弱い・腐る・リフォームしにくい(2×4工法)
■鉄筋コンクリート造…コンクリートは不燃材料のため、火事に強い。気密性が高い反面結露が発生しやすい。
◎メリット→耐用年数が長い・遮音性、耐火性に優れている・デザイン性が高い
△デメリット→建築費が高い・重量が重い・結露が起こりやすい
■鉄骨構造…一般的には使われる鋼材の厚みによって重量鉄骨と軽量鉄骨という名称で大きく分類されている。
◎メリット→丈夫で長持ち・レイアウトが自由・施工が安定している
△デメリット→コストがかかる・錆に弱い・音が響きやすい
このように色々な工法がありますが、現在の基準法に沿った形でちゃんときちんと施工されていればどの工法でも耐震性は問題ありません。構造や工法を選択する際は、要望や状況に合ったものを選ぶべきですね。
「1番地震に強い構造」を探すよりもその構造を深く理解し、説明してくれる業者さんを探すほうが難しいことかもしれません。
e-homeはお客様のお家選びを全力でサポートさせていただきます。